「理論株価」を再推計しました。
この度、ご好評をいただいている「理論株価」を直近の相場情勢を折り込んで再推計しました。
説明要因は従来と同様、業績(日経平均ベースの予想EPS)と為替(米ドルレート)です。
推計期間は開始期は2002年5月で変わらず、終了期をこれまでの2016年6月から2017年6月としました。直近の1年間の相場の状況を反映させることで理論株価の精度をより高めることがねらいです。
新しい理論株価の決定式は以下の通りです。
日経平均の理論株価=―3861+75.0*【予想EPS】+103.6*【米ドルレート】
理論株価に対する予想EPSと米ドルレートの影響度(係数)はそれほど変わっていませんが日経平均の説明力は83%から85%へと高まっています。
下図は推計期間である2002年5月から2017年6月までの日経平均と理論株価を示したグラフです。
推計期間における日経平均と理論株価の推移(月末値)
―2002.5~2017.6―
理論株価は2008年のリーマン・ショック以前の上昇相場とリーマン・ショックによる急落、その後に続く低迷期、2012年の衆議院解散を機に始まったアベノミクス、そして2015年につけたピークの後の下落からトランプ・ラリーまで日経平均の変動をよく追っていることが分かります。
日経平均ベースの予想EPSの求め方を含め、推計の詳しい内容は当サイトの「理論株価とは」をご覧下さい。
なお、理論株価は同じく当サイトの「理論株価で測る相場の位置づけ」で毎日更新しております。いずれも無料でご覧いただけますのでお気軽にご参照いただければと思います。
膠着模様の株式相場ですが、今後の妥当な相場(日経平均)水準の判断に理論株価をご活用いただければ幸いです。
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