F.マネージャーの視点/市場の切り口:「売買内容の変化と市場指数」を公開しました。  (2021/01/05公開)

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新年明けましておめでとうございます。
2021年最初の「資産運用のブティック街」講座を公開いたしました。
本年はコロナ禍の収束に向けて具体的な動きが出ることで世界的に明るさが蘇ることを期待したいと思います。
皆様にとりましても一段と明るい年になることを祈っております。
本年もご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。

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<『応用編・講座』>

「F.マネージャーの視点/市場の切り口」で新講座を公開しました。

ー 売買内容の変化と市場指数 -

 新年に当たり過去10年間の東京株式一部市場の動きを外国人投資家の売買代金と合わせて見てみました。
 下の図は2010年1月から直近の2020年12月までの日経平均の月次終値と同じく直近の2020年11月までの月次の外国人投資家の売買代金の差額を示すグラフです。


                日経平均の月次終値の推移
               -2010年1月~2020年12月ー

   

            外国人投資家の月次売買代金差額(億円)
              -2010年1月~2020年11月ー

   

 2010年1月末の日経平均は1万193円、直近の2020年12月末は2万7444円です。この10年で日経平均は169%、約2.7倍に上昇したことになります。
 ここで、外国人投資家の売買代金差額については、その裏に数倍の規模の売り買いの絶対金額があることを見逃すことはできません。例えばコロナショックが生じた2020年の3月は、売り越し額としては1兆9000億円(矢印【1】)ほどですがその背景には売りが32兆7000億円、買いが30兆8000億円ほどあります。
 こうした急落があるとメディアがその急落ぶりを大々的に報じることにより悲観論が支配的になりますが、その下げの中で30兆8000億円の外国人投資家の買いが入っているのです。
 その後の市場展開を見れば売却で市場を去った投資家は残念な思いをしたことになります。売買金額の膨らむ中で外国人投資家は自分たちの投資手法に“より”合った銘柄に向けられた結果、銘柄入れ替えが大きく進んだようです。

 こうした一連の東京市場における外国人投資家の動きは、今後も東京市場で起こるであろう市場の動きを予測するうえで大いに参考になる思われます。

*本番講座では過去10年間の収益の実数値の推移も合わせより詳しい内容の解説を行っております。こちらの本講座をご覧下さい。

*ご注意:本講座は会員向けの「応用編・講座」に収録されます。ご覧になるためには会員登録が必要となりますが、会員登録した当月中は無料で全ての情報、機能をご利用いただけます。お気軽にお試しください。(退会の手続きはトップページの「退会手続き」の窓から行えます)。

講師:若林利明
外資系機関投資家を中心に日本株のファンドマネージャーを歴任。NPO法人日本個人投資家協会協議会委員。世界の株式市場における東京市場の位置づけ、そこで大きな影響力を行使する外国人投資家の投資動向に精通する。著書:「資産運用のセンスのみがき方」など。

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