『 理論株価と市場リスクで読む相場の実勢』コーナーで
「日経平均急落、荒れ相場で欠かせない相場の客観評価」を公開しました。
日経平均は2月6日に1,000円を超える急落を記録し、5日からの2日間で1、664円、7.15%の下落となりました。米国株の急落が引き金となった形ですが、1月以降、相場は変動の上限を超えており、反転に備えるべき警戒領域に在ったことを見逃すことはできません。
ご参考:日経平均、理論株価、通常変動の上側と変動の上限の推移(日次終値)
―2017.7.3-2018.2.6―
日経平均は急落したものの、理論株価、すなわちファンダメンタルズが示す水準に近い位置にあるということで、足元の相場の水準自体は深刻に心配するレベルではないと言えます。
しかし、この急落によって変動性、ボラティリティ―が高まり市場の不安定性が今後しばらく続くと見られます。こうした不安定な相場状況の時こそ、ファンダメンタルズに基づいた客観的な相場の評価が求められます。「理論株価」は荒れ相場の中の相場水準の拠りどころとしてのアンカーとしての真価発揮が期待されます。
一方、図から近時の理論株価はむしろ上昇していることが分かります。これは、10-12月期の決算発表に伴う今期業績見通しの上方修正を反映したもので、こうしたファンダメンタルズの改善と裏腹に相場が急激な変動を見せるのは市場のリスク評価の急変によるものにほかなりません。
本講座では市場のリスクを示す「市場リスクプレミアム」の推移を追いつつ相場の実勢を解説します。
(*)理論株価、通常変動の上側と下側、その他の相場判断のための指標は当サイトの「理論株価で測る相場の位置づけ」の会員限定版で毎日更新、公開しています。会員登録した当月は会費はかかりません。お気軽にお試しください。
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講師:日暮昭
日本経済新聞社でデータベースに基づく証券分析サービスの開発に従事。ポートフォリオ分析システム、各種の日経株価指数、年金評価サービスの開発を担当。2004年~2006年武蔵大学非常勤講師。インテリジェント・インフォメーション・サービス代表。統計を駆使した客観的な投資判断のための分析を得意とする。
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