<『応用編・講座』>
「応用編・講座」の「チャートの先生実地指南」で新講座を公開しました。
ー 三角保ちあい(さんかくもちあい)のいろいろな形(その3) -
今回は「三角保ちあい」シリーズの第3回です。三角保ちあいは状況によっていろいろな形になることがあり、ダマシに入り込まないよう、そのパターンを見極めることが大切です。ここでは日経平均の実際のケースに基づいて具体的に読み解いていきます。
図1で1月の安値をつけてから、いったんは底入れ感が強まったものの、一番右にある桃色の三角形(三角保ちあい)を下に放れてしまい安値を更新することになりました。この部分を拡大したのが図2です。以下、図2の①から⑨までを追いながら細かく検証してみます。
図2の1で「窓」を空けて下落、その後2まで戻るものの3で安値をつけることになりました。まだ下値を探る状況と言うことです。
3で底値をつけたあと、4で「孕み足」を形成、「孕みは放れにつけ」と言うことで下に放れると今度は5の水準まで下落、「3の安値は割り込まないだろう」と言うことで買い戻しが入るという状況になるのです。そして、今度は「二番底」と言う意識になり、2-4を結んだYの線を意識するところまでは一気に戻すことになるのです。
ここで「三角保ち合い」が形成され、X、Yの線が引かれ、この三角保ち合いをどちらに放れるか、と言うことになるのです。6のところでいったん上に放れたかのように見えましたが、結果的には「ダマシ」となってしまいました。しかし、実はTOPIXでは同じような三角保ち合いを上に抜けきれていなかったのです。
いったん6で「ダマシ」のようになりましたが、その後は下値を試す動きとなり、7で今度は下に放れてしまいました。すると8ではいったん戻るのですが、三角保ち合いの下辺=Xのラインで上値を押さえられ、戻りの限界を示し、再び下落に転じてしまったのです。
そして、下に放れたところでは図の桃色の矢印で示したように、「三角形の底辺」の値幅だけ放れた場所から下落する、と言うことにほぼピタリと当てはまって今回の安値、9となったのです。
*当コラムは本講座の抄訳で、一部細かい説明は省かれています。本来の詳しい内容は本講座をご覧下さい。
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講師:清水洋介
大和証券、外資証券会社、外資系オンライン証券会社などを経て、証券アナリスト「チャートの先生」としてテレビ・雑誌等に登場し、また、現役ディーラーとしても日々相場と対峙する。 講演を行う一方、2014年5月に株式スクールを開校するなど投資に関して幅広い分野で活躍。著書:ローソク足と酒田五法(パンローリング)など多数。
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IIS
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