『理論株価で相場評価』コーナーで
新講座、「市場リスクは高値の境界で高止まりするもファンダメンタルズの支えで粘り腰で推移」を公開しました。
先週は米国でコミー前FRB長官の議会証言、英国で総選挙、そしてフランスで下院選挙など海外で大きな政治イベントが続きました。これらの結果が相場にどのような影響をもたらすのか現時点では不明ですが市場は不確実性の高まりを警戒し株式市場のリスクが高まっています。
市場リスクについては当サイトの6月4日付け「理論株価で相場評価」(無料講座)でご案内した「資本コスト」で表しています。下のグラフは2016年初めから直近の6月9日までの市場リスクの推移を示したものです。
<ご参考:市場リスク(資本コスト)の推移と標準リスク、平均変動の上側と下側>
―2016.1.4~2017.6.9-
2016年は1,2月の新興国経済の減速懸念ショック、6月のBREXIT、11月のトランプ・ショックと3回の相場の急落局面がありましたがいずれの場合も市場リスクが赤線で示される通常の変動範囲を大幅に超えており、市場は過大なリスクを負ったことが分かります。最近の動きを見ると、市場リスクは前述の不確定要因を踏まえて5月半ばから急上昇、足元では通常の変動範囲の上側を超えるギリギリの境界で高止まりの状態にあります。しかし、堅調な業績を支えにファンダメンタルズがしっかりとしているため相場は多少の波乱に対して粘り腰で耐えられそうです。
市場リスクが極端に高まらなければ日経平均は理論株価の1万9,800円を抵抗線とし、リスクが標準リスクの水準まで下がれば通常変動の上側の2万900円が視野に入りそうです。
講座は無料です。詳しくはこちらをご覧下さい。
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